Innocence

何かにつけて一足遅いわたくしですが、Ghost in the Shell とInnocenceを今頃初めて観ました。

前の居合の道場で「観てない」と言って、
「あれを観ていないとはなにごとだ」と先輩方に拉致同様で無理やりみせられたのは
Kill Billだった(いや、面白かったけどさ)が、
今の剣道の道場では何かとアニメなのだった。
単なる世代差だろうか。

というのは蛇足ですが。

週末にGhost in the Shell を、ついさっきInnocenceを見終わって少々ぼんやりしております。
貸してくれた剣道Buddyは1作目の方がストーリー展開が好きだと言っていたが、
私は甲乙つけがたいと思う。
「世界の終わり」と「ハードボイルドワンダーランド」の甲乙がつけがたいのと似た感じで。
それは繋がっているけれど別の世界だ。

あの不思議な歌と、すごい情報量の残像が頭に残って、
温かくてすこし重たい液体にただよっているような気持ちがする。
ところどころ、よく水族館でそうなるように、映像にあっけにとられて口をあんぐり開けっ放しになった。

作品の中で唯一真に有機的な存在である所のバセットハウンドがリアルで、
以前犬連れでよくうちに遊びに来ていた女友達のところのメギーちゃんに会いたくなった。
バセットハウンドって、ほんとにああいう動きと表情するよね。
それから、尻尾の床を打つ音も。



関係ないけど、水族館って言えばこれもすごいですよ。頭が透明な魚

「ノルウェイの森」再読

「ノルウェイの森」を久しぶりに読んだ。
初めて読んだのはいつだったのかはっきりとは覚えていないが、
何でも天邪鬼の私は人々の熱狂が冷めてからこっそり手に取ったのは覚えているから、
出版から数年後だったはずだ。

今日届いた上下巻を一気に読み終えて、
こんな独特の質の良さのものがどうしてあんな売れ方をしたのか、
やっぱり判らない、と思う。
大体本が熱狂的に売れる、という状況がどうも信用できない。

だって、本ですよ。

ダイエットブームで
納豆が店頭から消えたり、バナナが店頭から消えたりする現象を連想する。
納豆を買いに走ることで、本当に本当に、自分に嘘ついてないですか。
と言いたくなる。

私は日本の文化に大好きなところは沢山あるし、
だからこそ武道に生きているのだが、
しかしバナナが消える国と消えない国だったら、
消えない国のほうが圧倒的に暮らしやすい。
日本のそういうところだけは(だけでもないか)、
本当に理解できない。



おそらく20年近くぶりに読んだら、ストーリーを綺麗さっぱり忘れていたことに驚いた。
覚えていたのは、何だか若い女の子と年上の女性のレズビアンみたいなシーンがあったことと、
それから主人公が最後の方で恋人ではない人といきなりセックスをするシーンがあったこと、
だけであった。

なんでセックスシーンしか覚えていないんだ。

そして、当時その後者のセックスの必然性が全然理解できなかったことを思い出した。
というより何もかもがわかっていなかったことが良くわかった。

昔読んだ本を読み返すのっていいものですね。
年をとるっていいなあ、と思えるし。



いつにも増して全然書評にも感想文にもなっていないが、
大事な所は心の中にとっておくのだよ。
ほほほ。

村上春樹ばっかり7冊だか8冊一度に注文したので、
しばらく村上三昧。

素振りのメモ

素振りを先日短くした竹刀でやってみた。
これなら天井にぶつからない。
余りにも軽すぎるので「すぶりこ」(竹刀につける錘)を買おうかな。

夕べ、手の内、左右の力バランス、動きの順序に注意して普通の素振りをやったあと、
前に高校の剣道稽古ビデオで観た、右足で大きく踏み込む素振りをやってみた。
そうしたら今朝すっかり右の腿が筋肉痛になっていた。
これはいいトレーニングかも。
ということで、今朝もまたちょっとやりました。
できるだけ毎日朝晩やろう。

山のように仕事が待っているのがわかっている月曜の朝、
剣道で心のお掃除をしてから出勤。

開いたコミュニティ

週末ブログですな。

もうね、このためにここ数日踏ん張って仕事を乗り切ったと言ってもまるで過言ではない、
久々にハーシーの道場に稽古に行ってきました。
別に特に好きな道場というわけではなくて、週末に剣道、というのが大事なのです。
5時にでも起きますとも。
たとえ移動の時間が稽古の時間の2倍でも行きますとも。
運転したの先生だけど。

剣道文化の美の一つだと思うのは、そのコミュニティのオープンさです。
余所の道場との行き来が活発です。
たとえ自分のところの稽古が週2回しかなくても、やろうと思えばもっとずっと頻繁に稽古ができる。
他の道場の人との交流があると刺激になるし、今度はそちらの道場を訪れるきっかけにもなります。
たまたまこの地域に出張中に毎回うちの道場に通っていた人もいました。
旅行中だってやろうと思えば剣道はできるわけさ。
トーナメントで試合を見てすごいな、と思った剣士が稽古に来てくれて興奮することも
まれではありません。

剣道文化と言いましたが、これは日本でも同じなんだろうか。



ここ数回の稽古のメモ。
相変わらず右腕が問題だ。
先生や先輩から様々な表現で指摘されることの殆ど全部が、
右に力が入りすぎていることに起因する問題だ。
L先生が手から腕への動きのコツを教えてくださったので、
この2回の基礎練習のときは特に意識していたが、
地稽古になると「窓の外」である。
稽古のない日は鏡を見ながらゆっくり素振りをしよう。
うちだと竹刀天井にぶつかるんだけどさ。


ところで皆さんにお聞きしたいのですが、ブラウザ何使ってる?
エクスプローラが嫌いでFirefoxに替えて結構経ちます。
好きなところも多いのですが、どうもリンクのクリックへの反応が鈍い。
これはクリックポイントが厳しいのか?お前は脱出ゲームかよと
愚痴りたくなることもしばしば。
しかも最近悪化している気もするのですが、
うちだけでしょうか。
Google Chromeはダウンロードはしてあります。
これはこれで慣れなくてもたついてイライラするので(←気短)余り使っていません。
Chromeユーザーの方いましたらご意見伺いたく。
それから、もしもFirefoxのクリックの問題がこうすると解決するよん、
というヒントがありましたらいただけると嬉しいっす。

寸詰まり

傷みがひどくて使えないStavesが4枚になったので、
傷んだ部分を切り落として、
「記念すべき最初の竹刀」としてとっておくために加工してみました。
二刀流の小刀の長さにしたら、柄の長さとのバランスが変なことになってしまった。
壁に飾るか、竹刀立てを作って飾るか(作るんか)思案中。
my first shinai

Tax Returnとか掃除とかを差し置いて、
要らんことばかりしております。

武道と言語

このごろ幾つか日本の高校の剣道稽古のビデオを観た。

普段英語で剣道の稽古を受けている私の目と耳に、
初めて聞く剣道上の日本語の表現のいくつもが、
説明なしに精確に繊細にしみこんでくる。
私は別に英語が不自由ではない。
英語で説明されたって意味は無論通じる。
英語の方がコミュニケーションのとりやすい事柄もある。
けれど武道の言葉においては、
日本語でそれを伝えられるとき、頭で意味を理解するのとは別の次元で、
心と体の全部で言葉を受け取る、とでもいうようなことが起こる。

日本の武道と日本の言葉とは、切り離せないのだ、
と思う。

ごくささやかな一例だけれど、
中段の構えをするときの両腕の作る空間を
「ふところ」
と呼ぶのを初めて知った。
そのやわらかさと弾力を、こんなに簡潔にかつ豊かに
英語では表現できない。
どんなに「腕をリラックスさせて」と言われても突っ張りがちだった右腕が、
「ふところ」という言葉を思い起こすと自然にうまく力が抜ける。
それは無論、日本語で育った者だからこその言葉との親しさなのだけれど、
こんな言葉を聞けば聞くほど、
全部日本語で稽古が受けられたらどんなに豊かだろうと思わずにいられない。

とは言っても私はここでの暮らしが好きなので、
日本に永久帰国しようという気持ちにはどうもなれない。
数年のうちに、2-3年武者修行のため日本に住もうとは思っている。

ここに帰ってくるとき、
私は日本で吸い込んできた沢山の豊かな言葉を、
ここで武道の修行をする人びとに何かの形ですこしでも伝えることが
できるようになるだろうか。

しばらく行ってないからうずうずしてんのよ。

カルテ用のバインダーが、背が高くない私には届かない、
キッチンカウンターの上の棚の上段においてある。
カウンターに両手をついてひょいと飛び乗り、
勢いの足りないところを5ミリくらいの出っ張りに指先でつかまって登りきった。

日常役に立つロッククライミングの技術。

カウンターに載ったままバインダーにイニシャルシールを貼ったりしているところに
同僚出現。
「…何やってんの?」
「…ロッククライミング」

「踏み台使えばいいのに…」

ああ。思いつかなかった。全然。
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剣祐

Author:剣祐
剣の修行中。

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