読み散らかし9月

読み散らかしシリーズ、これまでの書き方でこの頻度だと記録から抜け落ちる本が多すぎてダメですね。
全部もれなく記録しようと思っているわけでもないのだけれど。

で、やりかたを変えるのかと思いきやほぼ同じような中途半端記録です。
前回からの間に何冊かの本を買って読み終えました。カーヴァーとか。
それから丁度その頃に、ある知りあいがカーヴァーについて語り合える人だということを発見して大変嬉しかった。残念なのはこの知りあいが年に二度会えればラッキーなくらい遠くに住んでいることだ。本について語り合える友達が今少ないなー。友達自体が少ないんだけどさ。



さて、現在の本たち。
今全体的にクラシック寄りになっている。
同時進行の冊数は少なめ。(当社比)

*J.R.R.Tolkien "The Fall of Arthur"

中世の詩のスタイルで書かれた未完の作品を、著者の息子であるクリストファーさんが編集してつい先ごろ出版したもの。
私は詩はもともと日本語のも英語のも殆ど興味がなかったのだが、ロード・オブ・ザ・リングスのそこここに出てくる詩を音読しているうちに面白くなってきた。文学と音楽の堺にあるものなのかな、と思う。日本語のは相変わらず読んでません。

*J.R.R. Tolkien "The Lord of the Rings"

え?まだ?
ええ、まだ。
今映画で言うと2作目の終盤ですわ。
全部音読してるから進まねえの。ゴラムのところはちゃんとゴラムの声で。

*Umberto Eco "The Name of the Rose"

20年くらい前に日本語版を読んだはずなのだが、半分近くまで読み進めた今もこの先の筋がさっぱり思い出せないばかりか、なぜタイトルが「ばらの名前」なのかも思い出せない。今のところばらは一切出てこない。それから、今でこそ中世ヨーロッパの歴史やキリスト教の知識があるけれど、当時これを読んでどれだけ理解できたのかも甚だ疑問である。…という数々の「?」を頭に巡らせつつ読んでいるが、これは面白いです。翻訳なしのラテン語が沢山でてくるので(読めなくても筋を追うのに障害にはならないのだが)、思わずラテン語・英語の辞書を買ってしまいました。

*Shakespeare "Richard III"

この本、いやに厚いと思っていたら半分以上は解説やら当時の関連の芝居の台本やら映画版の批評やらなのだった。で、今終盤の、映画版の批評部分を読んでいるのだがこれが面白い。私は映画を分析する思考回路を持ち合わせていないので、余計に新鮮だ。もっともリチャード三世の映画で全編見たのはローレンス・オリヴィエの作品だけなので、それ以外の作品はYoutubeで断片的に見てはよんでいるのだが、それでも十分面白い。特にイアン・マッケランの作品はちゃんと全部見ようと思わせられた。

*Donna Lean "Willful Behavior"

これは何年か前にクライアントが読み終えてくれたもので、ずっと放置していたんでした。
殺人ミステリーなのだけれど、これ以外の読みかけの本がみな重厚なので、合間によむと軽くて楽チンという事態。
日本語訳もあるのね。しかしタイトル訳はもっと何とかならなかったのか。確かに主人公、昼に家に帰っちゃ奥さん手作りのえらい旨そうなもの食ってはいるんだが。



大好きなサクソンシリーズの新作がイギリスでは発売になった。アメリカで発売になる1月まで待っていられないのでイギリスのアマゾンで買うぞ!

それから、誰かのツイートをきっかけに、そのツイートとは結果的に全く関係のないSFにたどりつき、アマゾンで何冊かつまみ食い的に立ち読み(*)した。このところ歴史やら古典やらばかりだったので、普通の語彙が新鮮だしすいすい読める。思わず数冊カートに追加。こうして本の山は決して低くはなっていかないのであった。



*アメリカのアマゾンはこれのできる本が多いです。日本のは殆ど読めない。結果的に損してると思う。こうしてちょっと読んで購入を決定することは存外多い。


Rock 'n' Roll Half Marathon

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見苦しい靴ですんません。笑

武道のイベントシーズンが終わったと思ったら、あっちゅう間にマラソンシーズン。
いや、レース自体は雪の時期を除いて大体一年中あるのですけれどね、私は武道イベントのシーズンはちょっと無理なので、今頃になるわけです。
で、走って来ました。Rock 'n' Roll Half Marathonを、地元で。
これはサンディエゴの会社が主催するシリーズで、アメリカ各地の他今はヨーロッパにも進出しているらしい。(今にわかに調べました。笑)
地元フィラデルフィアでは、川沿いの公園地区の道を中心に、ほぼ平坦なコースを走ります。
前に走った友達がこのコースが一番好きだと言っていて、川沿いの景色がいいのも知っていたので楽しみにしていました。

前回のレースで会場に早くつきすぎて待ち時間中寒かった(11月だったし)反省を踏まえてのんびり家を出たら、駐車場がアレだったり(何だか知らないが皆ひどい停め方で、通れるはずの通路が通れなかったりして、ここバックで戻るのかよ!というのを何度かやった。幸い丁度出る人がいて「ここ空くわよ」と合図してくれて助かりました)トイレの順番待ちが永遠のように長かったりして(5つのうち3つまで紙が切れていた。もう少しスタート地点近くに行けば沢山トイレがあったのだが、途中まで待っちゃった意地で最後まで待った)、来年は紙持参しようと深く心に刻みました。
で、スタート地点についたときには最初の方のcorral(誰か日本語教えてください)はもうスタートしていた。まあ私はびりっけつの方なので結果的には余裕でしたが、心の平安のためにはやっぱりもう少し早く家を出よう。



トイレに並んでいる間に、スタート地点に向かう人たちの波を眺めていました。
こういうイベントに集まる人は殆どみんなきちんと筋肉がついて、かつ無駄のないいい体をしている。
当たり前といえば当たり前なのだけれど、こういう土地で暮らしていると肥満の人に囲まれているのがデフォルトなので、イベントに来るといつも「おお!」と新鮮な気持ちになるのだ。まるで別の国にいるみたいで。

…そうしてレースの間にそれを見慣れて、帰りに市内を車で通り抜ける間にまた逆カルチャーショックを受けるんですけれどね。ほんとに同じ生き物なのかと。
私もついこの間まであっちの生き物側だったわけですが。



今回使ったボロ靴は、去年のハーフを走ったのと同じ靴です。
一度はリタイヤしてウォーキング用にしていたのですが、他の靴にはないこの靴の役割もあるな、と気づいて現役に戻していました。写真には写っていないけれど小指の辺りに左右とも穴があきかけています。まあ今回のハーフくらいまでは頑張ってもらえるかな、とこれを選択しました。
Sauconyの Kinvara2という靴で、もう売っていないモデルです。もう一足買っておけばよかったな。
迷った末同じシリーズ最新の4ではなくて3を一足買ってありますが、今回のレースまでに慣らしが間に合いませんでした。次のレースはそちらで出ます。

「コースは川沿い」とばかり思っていたら、前半は案外市内でした。(ちゃんとコースマップ見ろよ。)
4マイルほど市内だったか、そのあと川沿いに入ります。全部走り終えてから気づいたのですが、あんなに川沿いの風景を楽しみにしていたのに、さっぱり見ていなかった。風景を見ている余裕がないほどつらかった、とかそういうことではなくて、今回はなんと言うか、ほぼ全行程景色よりも自分の内面を見ていた感じです。

ところどころにバンド演奏やチアリーダーの応援があるのですが、今回私が一番好きだったのは道端に座り込んでアフリカのドラムを叩くおっちゃん二人組でした。素朴な音のシンプルにリズムだけの音楽が、ランニングには一番合うな、と思いました。バンドは私にはあまりピンとこなかった。
ほかに好きだったのは、小猿のパペットを手に嵌めてしゃべらせながら自転車で側道を走っていったおじさん。
それから、ところどころにある励まし文句の旗のうち、
"One day I won't be able to do this. But today is not that day."
(いつかこれが出来ない日は来る。でも今日はその日じゃない)
というのと、
"Half marathon is only 5k with 10 mile warm-up"
(ハーフマラソンはたったの5キロ - 10マイルのウォームアップつき)
というもの。

タイムはあろうことか去年と全く同じでした。
今回諸事情で去年ほどトレーニングで距離を走っておらず、ひとまず最低限の目標は完走、にしていたことを考えれば悪くないが、平坦で楽なコースであることに焦点を当てるとまあ芳しくはありません。
それでも、今回をパスして次にかける可能性もちらっと頭を掠めていたのですが、走って本当によかった、と思いました。それぞれの通過地点のタイムを見ると、最初から最後までほぼ同じペースで走り続けていたことが分かります。走っていても、周りに巻き込まれるのでなく自分の内部にあるリズムを保っている実感がずっとありました。去年は巻き込まれて早くなっていた部分もあったので、それはそれで利点もあるのですが。

上り坂で人を抜く傾向はやはり同じでした。
上り坂だと着地した脚の腿で体をひっぱり上げる方式に切り替わるみたいで、別に抜こうと思っているのではないが自然なペースで行くと結果として沢山追い越します。腿はな。強いしな。居合で。

一応サプルメントも持参していましたが、結局ところどころのステーションの水だけで走りきりました。終わってすぐにバナナを一本食べ、水を一本飲んで、それでしばらく十分だった。

いつものことだが、心肺と左脚は平気なのに右脚がまずへばる。
走り終えて水補給を終えたら、車に戻る前に草地に移動して丁寧にストレッチした。
ててててててて。

数日しっかり休んで、また走りに戻ります。
いつか走れなくなる日は来るけれど、まだその日では、ないから。





カナダ居合道大会 その2。 今度こそ居合の話。

前のエントリーはSSお姉さまの話で手一杯で、ひとつも刀を抜かないまま終わってしまいました。
講習の記録なのに。気を取り直して、居合の話をしましょう。今度こそ。

カナダの剣道連盟としては初の大会とそれに伴う講習会は、3日間の日程で中日の大会を挟んで、初日が主に審判講習、最終日が「大会からの学びを踏まえての講習」というちょっと面白い日程でした。



初日の審判講習自体の対象は審判をできる段位の人たちで、まずはそれ以外の参加者が「選手」として演武をし、審判が審判の練習をする形式でした。全日本剣道連盟からの派遣の先生お二方が二つのコートに分かれて指導されたためもあって、審判の規則についての全体への伝達は少なく、私は短い間K先生の通訳を務めさせていただいた間に内容が聞けたのが勉強になりました。まだ審判をする段位ではない人にも、将来その役割を担うにあたって、また、選手として参加するにあたっても審判のことを知るのは勉強になると思うので、もう少し全体に伝達できる方法が望ましいかなと思いました。

午後後半は、H先生率いる三段までとK先生の四段以上に分かれての制定居合講習。
K先生とH先生のおふた方が来られると、どちらも大好きなのでクラス分けのときにどちらに転んでもアンビバレントな気持ち(笑)になるのですが、今回はH先生が久し振りで嬉しかった。ここ数年、K先生のいらっしゃるときには通訳で高段者のクラスに入ることが多く、自分のレベルを超えたところの教えをうかがうことが続いていたので、自分のレベルに合った稽古ができてちょっとほっとしたり。制定居合の教本などあらゆるところに書かれていることだけれど、三段までに「正しい」動作ができていなければその先どうにもならないもんね。



二日目、大会。
剣道連盟主催の第一回のカナダ居合道大会である今回は、選手として出場できるのはカナダ連盟員のみでした。そのため私達6人のUSメンバーはお手伝い要員。N先生は写真を(プロですが全くのボランティアで)、SS先生は審判を、私はスコアリング周辺の雑用を担当しました。これが意外に面白かった、というのは変かもしれないけれど、やってよかったとすごく思った。ラウンドロビンで数を絞ったあとシングルイリミネーションに切り替えるやりかたで、時間はややかかるけれど、これだと少なくとも皆2度の試合ができる。ラウンドロビンは(他所は知らないけれど私の経験では)剣道の大会でしばしば見たけれど、いざ裏方をするとなると混乱して、スコアリングテーブルに座るのがとてもストレスだった。それが今回の手伝いで、よく判っている人の後を付いて回っていたら霧が晴れるように明らかになった。お手伝いも結局は自分のためなのだな。

USの大会は主に人数の都合で今のところ一級と初段とか二段三段が一緒のグループだが、時間さえ許せばラウンドロビンを取り入れれば段位別にできるんじゃないかね、せめて級レベルだけでもね、と、後でお姉さま方と話し合いました。ひいては、いずれは北米(カナダとアメリカ)大会や国際大会に発展させたいという話にまで。こうして将来の展望を話し合うきっかけとしても、お手伝いをしたのはよかった。

毎年行くオンタリオのセミナーでは見ない西海岸の顔で、しっかり揺るがない居合を抜く、いいなとおもった選手が数人いた。そういう選手にはちゃんとそう言いに行きました。いずれお手合わせする機会もあるといいな。

ところでこの大会はトロントの日系文化会館というところで開催されていて、こういう施設があるというのがまず羨ましかった(売店で赤いきつねとか売ってるしさ)のだが、お昼にお弁当を持ってうろうろしていたら、館内のガラス張りの道場で弓道の稽古をしていたのでそれを眺めながらランチという贅沢もしました。
弓道も、写真で見るとそれほど感じなかったけれど、目の前にするとやってみたくなるな。



三日目。
午前中は日本からの先生方が高段者の審査に入られるため、カナダの高段者が中心に指導しての稽古でした。
三段以上のグループは、何年も前から毎年5月の講習で顔を合わせるのにあまり話をしたこともなかったカナダ人女性の先生が指導され、途中から彼女の促しでSS先生も指導に加わって、私は内心「指導者が女性ふたり…」とにんまり。このカナダ人の先生の指導がかなりわかりやすくて、目からうろこの場面がいくつかあって面白かった。複数の先生に教えを受けると混乱することもある(特に初心者だとね)けれど、こんなこともあるので時々外にでるのはやはりいいものです。

審査が終わって戻ってこられた先生方はその後しばらくカナダの指導者が指導をするのを見ておられ、その後K先生の指導で全体の稽古になりました。

今回はK先生に間と間合いの問題(気持ちが入ってわざが早くなったら血ぶり、残心をよりゆったりすることなど)と、血ぶりの注意を受けました。大勢の中にいても、毎回ちゃんと見ていてくださるのはありがたいことです。

(←ここ、アメリカの旗とかはあるけど、カナダのはないのな。)

さて、この記念すべきカナダ剣道連盟第一回の居合道大会を中心になって準備、運営していたのは友達夫妻でした。あいにくP君の方は当の週末が大学院の日程の都合で不在となり、奥さんのHちゃんがすごいパワーを発揮して全日程駆け回っていました。駆け回りながらも大会にも参加して三段の部で三位に入賞。この夫妻はいずれカナダの居合を支える石になる、という、前々から思っていたことをさらに確信しました。

Hちゃんが夏に東京のH先生を訪れ、稽古に励んだばかりか大会にも参加していたのは知っていたのですが、その目的の一部がこの大会の準備にあたっての勉強(自費で!)だったのは後で知りました。
それを通して、以前からのH先生との信頼関係がますます深まっているのが傍目にもはっきりと見て取れました。いいなあ。



そんな風で、盛りだくさんで、居合の稽古の面でも、大会運営に関しても、それから人的交流の面でも、勉強になることの多かった、そして最初から最後まで楽しかったイベントでした。私の学んだこと、成長の度合いは、Hちゃんが成し遂げたそれに比べたらほんのわずかなものだよなあ、とも思うけれど、学びは一人ひとりのものだからね。
忙しくてあまり時間が取れないながらも、イベントの前後を通じてHちゃん夫妻と以前より突っ込んだ話し合いもできて、連盟うんぬんのフォーマルな組織を度外視しても、友情を基盤にして今後カナダとUSの結びつきが深くなり、一緒に成長できる予感が強くして、それも嬉しいです。



最後に、会館に貼ってあった和太鼓の演奏会のポスターの、褌一丁の男性の後姿が余りにも素敵で、もう少しでポスターを盗むところだったことを記しておきます。って書いておくと、くれたりしないかな。JCCCさんw


カナダ居合道大会 その1 行きの旅程

カナダの剣道連盟が主催する、第一回の居合道大会と、それに伴う講習会がこの週末トロントで開催されました。
今回は大会はカナダ連盟員のみということで、アメリカから講習に参加の私達は大会はお手伝い要員でしたが、学びの多い経験でした。

…のは本当なのだが、今回の旅は全体にこういうトーンではなかったので、いきなりくだけます。

このイベントは、運営の中心になったのが友達夫妻だったり、別の道場から定期的にうちの道場に稽古に来る面白い女性の二人組の大先輩との旅程だったり、参加者も大方5月の合宿で顔見知りの人たちだったりで、「第一回」とか「剣道連盟」とかの緊張感がありながらも「お友達」感覚満載だったのでした。

「面白い女性の二人組の大先輩」について。
このお二人は、流派の違う近所の道場から、うちの大先生の開く高段者稽古にやってくるお姉さま方で、その一人はここに書いたSS先生です。道場にはかなり遠くからバスを使って来られるのでいつも稽古が終わるとあわただしく帰っていく。わずかな会話からハイパーで面白い人だなとは思っていたけれど、全くの氷山の一角でした。

水曜の夜にニューヨーク州北部のSS先生の家に集合し、木曜朝に出発、途中もうひとりのN先生の審判用スーツをアウトレットで購入してカナダに向かう、という計画で、もう初めから遠足気分だったわたしの期待は裏切られなかった。SS先生宅での出来事は盛りだくさん過ぎたので箇条書きにします。

*予定通りの時刻に到着したら、家主自身がまだ帰宅してなかった。まさかGPSに間違った住所を入れたかと思って中をのぞいたら、アンティークな歯科の治療椅子と、書道の額と、先日の大会の優勝カップがあったので間違いなくSS先生の家だと知る。(SS先生は歯科医です。)
*わたしと同じ頃着くはずのN先生から、悪天候などで到着が2時間後になると電話が入る。
*SS先生と二人で夕食の支度をしながらしゃべりすぎて、あろうことか2時間後にN先生がついてもまだ夕食ができていなかった。SS先生はしゃべっているときは全く手が動かないことを知る。
*SS先生はものすごく切れ味のいい、刃紋までついてる日本の包丁を使っている。外国の居合道家は日本に行くといい包丁を買って帰るらしい。
*リビングルームに鏡以外なにも家具がなくて、居合の稽古ができる。しかもその鏡に紙テープで「前」の切り付けの位置が示してある。
*SS先生は普段企業のTシャツにスクラブみたいなすごく雑な格好をしているのに、スーツはブルックス・ブラザースだ。
*SS先生はまだ全然荷物詰めに取り掛かっていなかった。そうして「大丈夫、ドイツの講習から帰った荷物が殆ど出してないから!」と言って夜中近くまで取り掛からなかった。
*SS先生は10くらいのことを良く判らないローテーションでいっぺんにやるので、手伝おうとしてもさっぱりついていけない。この辺りでものすごく自分に似た人だと思った。

このままでは「SS先生が濃い」というテーマのエントリーになってしまうのでこの辺でやめておく。
まるでN先生が出てこないが、N先生の存在感がないのではなくて、SS先生の存在感がありすぎなのです。
ともかくそんなこんなで一泊して、朝ごはんを食べ、カナダのホテルは朝食代が別なので節約しようというSS先生の提案でクーラーボックスに食糧をつめ(ホテルの部屋に冷蔵庫がないなど誰が想像しただろうか。つうか、誰もホテルの装備をチェックしてなかったところもこの道中のその後を暗示していた。)、結構な時刻になってしまってあわただしく家を出た。夕方にはできれば運営の友達とお茶くらいしようということになっているのである。

長くなりすぎるので先を急ぐと、買物が一軒のアウトレットモールですまなくて、2軒回ることになった。一軒目のブルックス・ブラザースのイギリス人のおっちゃんがまたおかしくて、SS先生といいコンビだった。2軒目でやっと、長身のN先生に長さの合うパンツを買ったときには、どう考えてもお茶の予定には間に合わない時刻になっていた。国境でも今まで見たことのないほどの行列で1時間近くも待たされ(「ガソリンを浪費させて、カナダに入ったらすぐガソリンを買わせようっていう魂胆よ。」N先生談)、トロント入りもすごい渋滞で、夜の稽古に間に合うためには夕食を食べに行っている場合ではない時刻になってしまった。持参していた食糧(主に大量のメロン)でしのぎ、ばたばたと地元道場の稽古に向かった。(続く)



結局のところ「SS先生が濃い」というテーマのエントリーになってしまいましたが、それも仕方ないのはお分かりいただけたかと思います。
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Author:剣祐
剣の修行中。

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